ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。今回は平成１０年（１９９８年）です。

１位「タイタニック」…世界を巻き込んだ空前の恋愛巨編。
２位「ｉＭａｃ」…スケルトンボディーと低価格でヒット。
３位「外貨建て金融商品」…戦後最大の円高で投資家たちが夢見る。
４位「麒麟淡麗＜生＞」…発売以来、発泡酒売り上げナンバー１。
５位「中田英寿／サッカーＷ杯」…世界の舞台で注目され、セリエＡのペルージャへ移籍。
６位「バイオノート５０５」…美しさにこだわり抜かれたノートパソコン。
７位「ウィンドウズ９８」…９５からの進化でパソコン普及に拍車。
８位「６５円バーガー」…マクドナルドの大胆なキャンペーン。
９位「ＦｉｎｅＰｉｘ７００」…斬新な縦型ボディーのデジタルカメラ。
１０位「東京電話」…関東圏で通話料を割安に。

今回、注目したのは８位の「６５円バーガー」。店頭には客がおしよせ、大ヒット。この激安現象はマクドナルドだけではありませんでした。１００円市場の“のぼり”をたてたお店では、鮮魚が全て１００円。野菜が５円のスーパーも登場。激安商品を目当てに、客が殺到しました。

急速に店舗数を増やした１００円ショップでは、有田焼が１００円。店内の商品全てが１９００円という店もありました。

日本列島総不況という言葉が流行語になった平成１０年。デフレ時代の象徴が６５円バーガーだったのです。


【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　さよなら平成より】