年の瀬の風物詩 高山陣屋で一年分すす払い
岐阜県高山市の史跡、高山陣屋で一年間のすすを払う年の瀬の風物詩、「すす払い」が行われた。
高山陣屋は江戸幕府の出先機関として置かれた施設で、国の史跡に指定されている。
29日、陣屋で行われたすす払いには、職員27人が参加し、表門をはじめ、年貢米を収めた御蔵などにたまっていた一年分のホコリやクモの巣などの汚れを「ささぼうき」を使って落とした。大掃除のあと、長さが1メートルほどもある大きな「しめ飾り」を表門の梁(はり)に取り付け、新年を迎える準備を整えた。
今年の高山陣屋への外国人観光客は過去最高の約12万3000人で、飛騨地方を訪れる外国人の人気スポットになっている。
今年の営業は30日まで、新年は1月2日から。