外国人客が増加“観光公害”どう受け止める
外国人観光客が増えすぎて観光地の住民の日常生活に支障が起きる、いわゆる「観光公害」。28日夜の「深層NEWS」では外国人観光客がこれから増えていく中、こうした問題をどう受け止めるかを議論した。
元観光庁長官・溝畑宏氏「(外国人観光客増加には)メリット・デメリットがあるが、『皆さんのおかげで経済的にも知名度も上がりました』ということをしっかり説明していったら、少々のマイナスがあっても『皆で我慢して経済を盛り上げるために頑張ろうね』という合意形成をする場をつくらないと、住民・サービスを供給する主体・お客さん、この3つが幸せになる構図をつくっていかないと観光は長続きしない」
また、高崎経済大学准教授の井門隆夫氏は「観光公害」のような住民と観光客の衝突は観光業が盛んになる初期の頃に出てくる問題で、観光インフラ整備の改善が解決の鍵になると指摘した。