秋の風物詩「モクズガニ」漁 山形
山形県鮭川村ではいま、秋の風物詩「モクズガニ」の漁が盛んに行われている。
山形県鮭川村を流れる鮭川。近くに住む渡部幸治さん(74)は、15年ほど前から、趣味でモクズガニ漁を始めた。
木製の小舟で目的地へ。川べりに沈めていたドウと呼ばれる仕掛けから出てきたのは、秋の風物詩「モクズガニ」。渡部さんは、ドウの中を注意深く見回し、さらにカニが入っていないかどうか確かめていた。
渡部幸治さん「エサは、ことしはアユが取れないからカワザイとかフナとかハヤとか、生臭いものなら何でも。サバ缶とかニシンとか入れてる人もいる」
渡部さんが仕掛けた3か所のポイントから、この日はあわせて7匹のカニが取れた。渡部さんは捕まえたカニを持ち帰って食べたり、友人や親戚に分けたりするという。
渡部幸治さん「(成果は)まあまあだな、いつもと同じくらい。カブとか入れて、みそ汁にして食べるとうまいんじゃないかな。あとはカニの甲羅をはいで、そこにみそか何か入れて、カニみそを作るとうまい」
鮭川のモクズガニ漁はことしいっぱいまで続く。渡部さんは1シーズンあたり、50匹ほどのモクズガニを捕まえるという。