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「有給休暇の取得 義務化」で人生が変わる

2019年1月9日 17:10
「有給休暇の取得 義務化」で人生が変わる

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「有給休暇の取得 義務化」。平日は会社員、週末は世界中を旅する東松寛文氏に話を聞いた。

今年4月からすべての企業において、年10日以上の有給休暇が付与される労働者に対して、年5日以上の有給休暇を取得させることが義務化される。違反した企業には30万円以下の罰金が科せられる。

ある旅行サイトの調査によると、この制度について「知らない」と答えたのは48%だった。調査の中では

「有給休暇があれば、安い時期に旅行に行ける」

という声の一方、

「大企業には効果的だが、中小には厳しいルール」
「義務化されても必ずしもとれる職業ばかりではない」

という意見が聞かれた。


――この話題について東松さんの意見をフリップに書いていただきました。

「休み方改革」です。

今回、義務化されるということで必ず休まないといけない状況になるわけです。よく「働き方改革」といわれていますが、これはいわれてやるので、自分の人生が変わるというところまではあまりないと思います。

しかし休み方というのは、自分で変えるしかないと思うんですね。ですので、休み方を変えることによって自分の人生に主体性を持てるようになると思うんです。

僕はたくさん旅行に行きたいので休み方を変えたら、働き方が自然と変わりました。働き方が変わることで人生まで変わりました。ですので今回、義務化されることで、自分の人生を変えるチャンスが多くの人に訪れるのではないかと感じています。


――具体的にどう変わっていったんですか。

最初は“社畜”寸前の生活をしていたのですが、勇気を出して海外旅行に行ってみたら、今度はもっと行きたいと思うようになりました。そこで仕事を効率化しました。

仕事の効率がよくなり、海外旅行にたくさん行けるようになったことで“気づき”や良質な“インプット”を得られるようになりました。それが仕事に還元され社内の評価も上がっていきました。

休み方を変えることにより、自然と働き方改革ができたと思っています。今回、休みをとることによって“働き方”が変わる人も増えるのではないかと感じています。


――義務化されますが、一方で同じ職場内でも有給休暇をとれる人と、とれない役職、立場などがあると思うのですが、そこでギスギスしないのかなという心配があるのですが…。

義務化されますが、休んでいるときに働いている人もいるということを意識することが重要だと思っています。社内の人の気持ちをくんで、例えばお土産を買ってくるとか、その人が休むときに代わりに仕事を頑張るなど、そういうところで職場内の関係性に配慮しながら休むことが重要だと思っております。

【the SOCIAL opinionsより】