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約230年続く伝統行事 利賀の初午

2019年1月12日 13:21
約230年続く伝統行事 利賀の初午

富山県南砺市利賀村では、子どもたちが家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願って集落を回る伝統行事・初午(はつうま)が行われた。

初午は、神主や馬などの役を子どもだけで行う珍しい神事で、約230年の伝統がある。子どもたちは、馬をまねて舞ったり、米俵に見立てたワラの束を転がしたりしていた。

初午は、かつては利賀の3つの集落で行われていたが、過疎化や少子化が進み、現在も続けられているのは上村地区だけ。この上村地区でも担い手となる子どもが減っていて、参加した小学1年生から中学2年生までの9人のうち、7人は他の地区から参加した。