羽田増便「横田空域」通過で日米基本合意
羽田空港の国際線の発着枠を増やすための新たな飛行ルートをめぐり、日米両政府は、在日アメリカ軍が航空管制を担う横田基地周辺の空域を一時的に通過することなどで基本合意した。
国土交通省は、羽田空港を発着する国際線の便を大幅に増やすため、都心の上空を通る新たな飛行ルートを2020年までに導入する方針。
新ルートをめぐっては、在日アメリカ軍が管制を担う横田基地周辺の「横田空域」を一時的に通過するため、軍用機の訓練などに支障が出かねないとして米軍が難色を示していた。
その後、日米両政府の間で調整が行われ、29日に「横田空域」を一時的に通過するルートや、旅客機が通過する時間帯は日本側が航空管制を行うことなどで基本合意したという。
国交省は、新ルート周辺の住民向けに説明会を続けていて、理解を得ていきたい考え。