がん 治療や患者の生活など考えるイベント
4日は、がんについて考えようという「世界がんデー」だが、3日、東京では、がんの治療や患者の生活などを幅広く話し合うイベントが行われている。
キャンサーX共同発起人・鈴木美穂さん「がんで苦しむことを過去にして、がんと言われても動揺しない社会をめざしていきます」
このイベントは、がん経験者や医師らが垣根を超えて立ち上げた団体が主催し、患者、医師、企業の人事担当者らが集まった。
乳がん経験者「(がん患者の)半分くらいの方が日常に戻って普通に、継続して生活していくことのできる病気になっているという認識が社会に足りない」
がん経験があるファミリーマート・沢田貴司社長「(闘病の)先が見えないとすごく不安になる。それをどうやって解消するか。正しく見せてあげられる人がどれだけ増えていくのかがとても重要」
自民党の厚生労働部会長を務める小泉進次郎衆議院議員も登壇し、3月には、自治体ごとのがんの検診率を公表したり、今後、自治体から送る検診の通知をより効果的なものに変え、検診率を上げたいと述べた。
このほか、がん専門医は、患者自らが最新の治療法の情報を集めることが大切だが、がんが消えるなどとうたう広告に飛びつかないように、と注意を促した。