豚コレラの養豚場 県検査では「問題なし」
豚コレラの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場で、すでに感染が起こっていたとされる先月18日以降、県は、この養豚場を検査し、国の基準を満たしていると判断していたことがわかった。
豚コレラの感染が確認された豊田市の養豚場では、先月18日、大阪府の養豚場に子豚を出荷し、この農場でも感染が確認されている。県は子豚が出荷された後の先月24日に行った立ち入り検査で、豊田市の養豚場が国が定める基準を満たし、衛生管理に問題ないと判断していたことがわかった。
県は、子豚が出荷された時点ですでに豊田市の養豚場で感染が広がっていたとみていて、今後、農水省が国の基準や県の検査方法が妥当だったか確認するという。
愛知、岐阜、長野、滋賀の計4県では、これまでに、1万3000頭あまりを殺処分し、対応を急いでいる。