富山湾の春の味覚、ホタルイカ漁が始まった。

１日午前４時すぎ、風や波が穏やかな中、富山県滑川市の沖合で仕掛けられた定置網を、漁師が引き上げた。

ホタルイカは青白い光を放つ富山湾特産の小型のイカ。しかし、ホタルイカの姿はわずか。初水揚げは１．５キロで、ここ１０年では最も少なくなり、１キロあたり２万７００円の高値で取引された。

滑川春網定置漁業組合・水橋一仁副組合長「心配やわ。これから増えてくると思うので、今後の漁に期待するしかない」

一方、富山市水橋沖のホタルイカ漁の水揚げは、１日朝は１７キロ余りだった。ホタルイカ漁は今月中旬から来月下旬にかけて最盛期を迎える。