「今後も強い揺れに見舞われる可能性ある」
東日本大震災の発生から8年の11日、政府の地震調査委員会は、東北地方太平洋沖の現在の地震活動を分析し、「今後も強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と注意を呼びかけた。
気象庁や専門家などが参加する政府の地震調査委員会によると、東北地方太平洋沖の地震活動は、8年たった今でも活発な状況が続いていて、1年間に起きる地震の回数は、東日本大震災が起きる前と比べ、1.5倍程度多くなっているという。
また、委員会は、インドネシア西部のスマトラ沖では、2004年にマグニチュード9.1の巨大地震が起きた後、7年半後にマグニチュード8.6、11年後にもマグニチュード7.8の、規模が大きな地震が相次いだことなどから、「東北地方の太平洋沖でも、今後、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と分析し、注意を呼びかけた。