岐阜県内の養豚場で豚コレラ 殺処分終える
岐阜県内の養豚場で新たに豚コレラの感染が確認され、すべての豚が殺処分された。
岐阜県によると、30日午後9時30分、豚コレラの感染が確認された美濃加茂市の養豚場で、豚666頭の殺処分が完了したという。
この養豚場では29日朝、豚5頭が死んでいるなどと県に連絡があり、検査の結果、死んだ豚や、ほかの複数の豚から、県内で13施設目となる豚コレラの陽性反応が出たため、30日朝から殺処分が進められていた。
県はこの後、豚の埋却や施設の消毒など防疫措置を行う。
相次ぐ豚コレラ感染で、農林水産省は、感染拡大の一因となっている野生のイノシシに対して、ワクチンの散布を始めていて、来月上旬には効果を調べるための捕獲調査が行われる。