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福島で初の震災遺構に…“複合災害”に見舞われた浪江町『請戸小学校』から中継(4)

2022年3月11日 7:02
福島で初の震災遺構に…“複合災害”に見舞われた浪江町『請戸小学校』から中継(4)

東日本大震災から今日で11年となりました。被災地となった福島県浪江町から、杉原アナウンサーが中継。

福島県浪江町の請戸小学校から海までは、約300メートル。海岸線が目の前に広がり、いかに距離が近かったのかが分かります。海から高さ15メートルにも及ぶ津波がこの学校に押し寄せました。

そして南の方角には、およそ7キロ離れたところにある福島第一原発の排気塔が見えます。震災の翌日に起きた福島第一原発の事故。浪江町では、津波と原発という複合災害に見舞われました。

この事実を風化させず、震災遺構として、請戸小学校は震災の記憶と教訓を未来へと語り継ぐ役割を担っています。

6年生の教室の黒板には、「伝えていく」という文字が書かれています。救助に訪れた自衛隊員たちや一時帰宅で訪れた人たちが、このようにメッセージを残しています。

震災によってあの日、福島で何が起きたのか。正しい知識を学んで、後世にしっかりと伝えていきたいです。