女性がキュン?お寺の“イケメン官能絵巻”
マッチョなイケメンたちの絵画。古くから続くお寺の壁に飾られています。1300年以上の歴史を誇る新潟のお寺「国上寺」。その本堂に展示されている外壁画――その名も“イケメン官能絵巻”。建物の外壁をぐるりと囲み、歩いて観賞することができます。
描かれた人物のモチーフになったのは、皆お寺にゆかりのある偉人たち。このお寺を深く信心していた戦国武将の上杉謙信は――頭巾だけのあられもない姿に。この地に身を隠していたとされる源義経は――妖艶な装束で笛を奏でています。義経の家来・武蔵坊弁慶は――あごひげをたくわえてワイルドなイケメンに。
角を生やして、大股開きしているのは酒呑童子です。うねる龍にのる迫力のシーン。この地で鬼になったという伝説を持ちます。そして、弁慶に背中を流してもらっているのが、江戸時代の僧侶・良寛禅師。その昔、寺のなかにある五合庵(ごごうあん)に居住していました。
活躍した時代はバラバラ。時をこえた共演作品です。本堂は約300年前に再建。新たに描かれたイケメン絵巻は、令和が発表された今年4月から無料公開されています。各イケメンの下絵に墨書きした御朱印も人気です。
住職の山田さんはお寺離れが進む昨今、存続をかけた危機感からイケメン絵巻にたどり着きました。
国上寺・山田住職「まずは(お寺に)来ていただかないことには、わからないこともありますし」
公開してから参詣者は1.5~2倍に増えたといいます。特に若い女性の参詣者を増やすのが目下の目的です。
山田住職「女性が胸キュンキュンするような“胸キュン寺”になればいいのかな」
来年には12年に1度の“秘仏御開帳”を控え、さらなる秘策を検討中とのことです。
【the SOCIAL viewより】