東京医大“不正入試”裁判 大学は争う姿勢
東京医科大学を受験した女性らが、「女性を差別した不公正な入学試験を受けさせられた」として、東京医科大学を訴えた裁判が7日にはじまり、大学側は争う姿勢を示した。
裁判を起こしているのは、過去に東京医科大学を受験した女性36人で、女性を差別した不公正な入試を受けさせられたとして、東京医科大学を相手どり、慰謝料など1億4000万円あまりの損害賠償を求めている。
7日、東京地裁で行われた第一回口頭弁論に、東京医科大学側は出廷しなかったが、請求を退けるよう求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。
法廷で、原告の女性は「性別を理由とした得点操作が行われていたことを知り、がく然としました」「この裁判が、日本から差別をなくすための一歩になることを期待しています」と涙ながらに訴えた。