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「フンだらけで鳥の羽根が舞っている」JA精米工場内に“ハト” 学校給食にも提供 大阪

2022年5月23日 21:01
「フンだらけで鳥の羽根が舞っている」JA精米工場内に“ハト” 学校給食にも提供 大阪

学校給食を提供する精米工場にハトが入り込み、フンが落ちている状態で、作業をしていたことが分かりました。

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精米工場で撮影された映像では、天井近くにハトの姿が映っていました。

守口市立小学校PTA 木村恭之さん
「鳥のフンだらけで、空中には鳥の羽根が舞っている。異臭がしているというのが現実」

教育委員会や保護者らが視察をしたところ、少なくとも7羽のハトが確認されたということです。

不衛生な実態が明らかになったのは、大阪府枚方市、守口市などの一部の小中学校に給食用のコメを提供する「JA北河内営農センター」です。

発端は今月17日、守口市内の小学校で提供された給食に「ホチキス」の針が混入していたことでした。さらに、保護者からは「給食を食べた後に動物アレルギーを発症した」という報告もありました。

JA側は当初、「数日前にドアが壊れてハトが入ってきた」と説明していました。しかし、翌日には一転、「ハトが入っている状況が常態化していた」と事実を認めました。

そして、23日、守口市など4市の教育委員会が合同で調査を行いました。

守口市教育委員会 太田知啓教育長
「現在もハトがいることを確認して参りました。『近日中にハトを駆除する』ということを伺っております」

精米工場を運営するJA北河内は「ハトがいても精米にハトのフンや羽毛が混入することはないと理解していますが、衛生面の不安を抱かせ不快感を与えるものだったと反省しおわび申し上げます」とコメントを出しました。

枚方市はすでに別の事業者からのコメの提供を始めていて、守口市と門真市は24日以降、事業者を変える方針だということです。