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2019年6月24日 15:19

徘徊する高齢者をシールが見守る?

徘徊する高齢者をシールが見守る?
(c)NNN

認知症や、その疑いによる行方不明の届け出数は年々増加し、2018年には1万6000人を超えるなど、社会問題になっている。そんな中、各地の自治体では、認知症のお年寄りの徘徊(はいかい)対策として「見守りシール」の導入が広がっている。

伊藤チイ子さんは、4年前に認知症を発症。去年の2月、ケガで入院したことで認知症が進み徘徊が始まった。夜遅くに、家を出てしまうことも、雨の日にぬれながら歩き回ることもある。多いときは1日5回。家族が捜し回り、家に連れ帰る日々が続いた。熱中症でぐったりした状態で見つかることもあった。

家族は松戸市に相談し見守りシールを利用することにした。QRコードを読み取ると伝言板が立ち上がる。犯罪防止のため、電話番号や住所など個人情報は載せず、名前はニックネームだ。現在の病気の状態や、保護時に注意すべきことなどが書かれている。

QRコードが読み込まれると、すぐに家族にメールが届く。メールのURLをクリックすると伝言板にアクセスできる。やりとりを行うのは伝言板上で、互いに個人情報を交換する必要はない。発見者が書き込んだ情報を見て、家族が保護へ向かう。見守りシールがあることで“どこかで倒れているのでは?”という家族の不安は減った。

一方で見守りシールを知らない人が多く、QRコードを読み取るだけで伝言板が使われないこともあり、シールの認知度の低さが課題だ。

伊藤さんの息子・伊藤繁夫さん「どういうものなのかがもっと周知されるといいなとは思うんですけど、読み取ってくれる方がいればというのが大前提なんですけれど、安心はしています」

【the SOCIAL lifeより】