福島第二原発の廃炉 今月中にも正式決定へ
東京電力が、福島第二原子力発電所の廃炉について、今月中にも正式に決定する方針を固めたことが分かった。
東京電力の福島第二原発は、2011年3月の東日本大震災で津波の被害を受け、4基あるすべての原子炉が運転を停止し、現在に至っている。
去年6月には東電の小早川社長が福島県側に廃炉の方針を伝えていたが、月末に開かれる取締役会で、正式に廃炉が決まる見通し。福島県内にある東京電力の原発は、すでに廃炉を表明している第一原発の6基と合わせ10基の原発すべてが廃炉になる。
福島第二原発の廃炉にはおよそ2800億円が必要と見積もられていて、廃炉作業には、30年から40年かかる見通し。