五輪へ…鉄道「スムーズビズ」で混雑緩和を
東京オリンピック・パラリンピックの開幕まで1年となるのを前に、交通の混雑緩和を目指す「スムーズビズ」の推進期間が始まった。
22日に始まった「スムーズビズ推進期間」は、大会1年前に合わせて交通の混雑緩和対策が試されるもので、鉄道会社では、時差通勤を推進する取り組みが始まった。
JR東日本では、朝のラッシュ時間帯の前に、中央・総武線各駅停車の三鷹方面行きと千葉方面行きを1本ずつ、山手線の内回り・外回り1本ずつを増発する。
JR東日本五輪・パラ担当 吉田公室長「時差通勤の重要性、必要性をお客様にご理解いただき、大会期間中にみなさんのご協力をお願いできれば」
東急電鉄では、31日までの平日、ライナーや特急を臨時で走らせる。この臨時列車に乗って時差通勤した乗客には、スマートフォンで車内の広告から出る電波を受信すると、東急グループの施設で使えるクーポンがもらえるサービスがある。
各社は、こうした取り組みの効果を検証し、大会本番の混雑対策に生かすことにしている。