台風5号は12日朝、岩手県大船渡市付近に上陸し、現在、東北地方の北部を横断中です。JR秋田駅前に秋田放送の鴨下望美アナウンサーがいます。

JR秋田駅前の秋田放送本社前からお伝えします。こちらは雨がやんでいたのですが、また再び雨が降り始めました。ただ、傘はなくても大丈夫かなといった程度です。

そして、秋田県内全域には暴風警報が出されていますが、秋田市はまだそれほど風が強く吹いている状況ではありません。しかし、台風の中心はゆっくりと秋田市方向へと近づいてきていて、このあと急激に雨・風ともに強まる恐れがあります。

秋田放送・熊谷奈都子記者「午後3時前の秋田市飯島です。まだ雨は降っていませんが風が強くなり、海では白波が立ってきています」

台風の進路にあたる日本海では、徐々に風が強くなってきています。12日、秋田県内で予想される最大瞬間風速は沿岸・内陸ともに30メートルです。また、1時間降水量は多い所で50ミリ、13日昼までの24時間降水量は多い所で200ミリと予想されています。

交通機関に影響がでています。秋田新幹線は、秋田と盛岡の間の上り下りあわせて5本の区間運休が決まっています。そのほか、JRの在来線でも運転を見合わせている区間があります。

秋田空港を発着する空の便は、秋田と羽田を結ぶ便などあわせて18便が欠航。また、大館能代空港発着の羽田便も1往復の欠航が決まっています。

秋田県内では12日の夜遅くにかけて暴風による建物への被害などに、また、13日にかけて大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒が必要です。