全国学力テスト結果 英語能力で課題多く
「全国学力テスト」で中学で初めて英語のテストが行われた。英語を「話す」問題では正答率が1割程度の問題もあるなど、課題の多い結果となった。
「全国学力テスト」は小学6年生と中学3年生を対象に国語、算数もしくは数学、そして、中学では初めて英語の「聞く・読む・書く・話す」の四つの能力を調べた。
文科省によると、「聞く」は正答率が高い問題が多い一方、「話す」「書く」はおおむね正答率が低く、特に「話す」では1割程度の生徒しか正解しない問題があるなど、全体的に課題が多かったという。
政令指定都市を含め、「話す」を除く英語の正答率が最も高かった都道府県は、東京都、神奈川県、福井県の59%で、政令指定都市別では、さいたま市の62%だった。
文科省では、英語の四技能をバランス良く伸ばせるよう取り組みを促していきたいとしている。