「自分に処方されていた薬を両親が飲んだ」 母親の遺体から2種類の睡眠導入剤の成分を検出 市川猿之助容疑者、自殺ほう助の疑いで逮捕
歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者が、母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕されました。目黒署から中継です。
猿之助容疑者が目黒署に入ってから、まもなく8時間が経過します。調べに対し、容疑を認めているという猿之助容疑者ですが、この後、目黒署を出て、留置先の警察署に移送される予定です。
歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦容疑者は先月18日、東京・目黒区の自宅で、意識がもうろうとした状態で見つかり、別の部屋で倒れているのが見つかった両親は、死亡が確認されました。
猿之助容疑者は薬を用意するなどして、母親の自殺を手助けした疑いが持たれていますが、調べに対して容疑を認め「私も両親の後を追って、自殺するつもりでした」と供述しているということです。
――用意した薬について、猿之助容疑者は、どのように話しているのでしょうか。
猿之助容疑者は、任意の事情聴取に対し「自分に処方されていた薬を両親が飲んだ」などと説明していました。そして、鑑定を行った結果、実際に母親の遺体からは、猿之助容疑者が処方されていた2種類の睡眠導入剤の成分が検出されたということです。
また、自殺を図った動機についても話しています。猿之助容疑者は任意の聴取の段階で「週刊誌報道をきっかけとして、家族会議が行われて、みんなでさよならすることにした」などと話した上で、「なるべく苦しまずに死ねる方法として、睡眠薬を飲んで眠った後に、ビニール袋を両親の頭からかぶせた」という趣旨の説明をしていたということで、警視庁は引き続き詳しい経緯を調べています。