ブロック塀点検・安全対策 未完了9千校超
文部科学省が全国の学校にあるブロック塀の状況を調べたところ、点検や安全対策が完了していない学校が9000校以上あることがわかった。
去年6月の大阪北部地震では、小学校のブロック塀が倒壊し、9歳の女の子が下敷きになって死亡した。これを受けて文科省が全国の幼稚園や小学校、中学校、高校などのうちブロック塀がある2万280校の安全対策について調べたところ、対策が完了していない学校は4月1日の時点で5808校にのぼっているという。また、3590校では安全かどうかの点検が終わっていないという。
文科省は学校設置者に対し、早急に安全対策を完了するよう改めて求めていくとしている。