“姫路の母ちゃん”3人息子は発達障害
発達障害の息子3人を育てる「姫路の母ちゃん」と呼ばれる女性が発信するインスタグラムが話題になっている。
3人息子は発達障害、その体験記が共感をよぶ姫路の母ちゃん。
フォロワー1万人のインスタグラマー、清瀬幸枝さん。三男朋也さん15歳、二男竜也さん17歳、他に18歳の長男がいる。息子たちは全員発達障害と診断されている。特に症状が重いのは二男の竜也さん。3歳で自閉症と診断された。
幸枝さん「この子に、わからへんのに怒ってしまう自分がいて、ものすごい後で自己嫌悪になる」
最初は泣きどおしだった幸枝さんだが、前向きに気持ちを切り替えた。積極的に息子たちを、近所の子供たちと遊ばせ、いつしか、清瀬家は寺子屋状態になった。そして子供たちだけでなく、母親たちの子育て相談の場にもなっていった。当時の写真は今も、大切に保管している。
幸枝さん「宝物にしています」
息子たちの能力も見つけていった。三男の朋也さんは、ミリタリーグッズ好き。リサイクルショップなどで掘り出し物を見つけてくる。二男竜也さんは、大の犬好きだ。愛犬の飼育を任せると、芸を教えることができるようになった。
トラック運転手でほぼ家にいない夫。幸枝さんが前向きになれたのは、学校の先生など相談相手がいたことだ。そこで、自分も誰かを前向きにしたいと、1年半前からインスタグラムを始めた。幸枝さんのインスタグラムは、自慢の料理と子育て体験がつづられている。
竜也さんがうれしそうにお弁当を見せるこの投稿には…
「竜也は昨日から朝早く起きて自分でお弁当つくってるねん。三男朋也にも、自立の為にと同じように自分で何でも作れる様にとね。誉めることで二人ともやる気アップしてるやん」
幸枝さんの投稿は多くの共感をよんだ。その投稿に対して次のようなコメントが…
「竜也さんみたいになってほしいな」「息子に対し、虐待めいたことをしてしまいました。どのように息子と向き合えばいいですか?」
それに対する幸枝さんのコメントは…
「ママが福祉のカウンセリングを受けて、改善してみてはどうでしょう?まずは、他人様からの意見やアドバイスを素直にきれいな心で受け止めること。母ちゃんも変われたよ。だから今、姫路の母ちゃんがおるんやで!」
インスタグラム上で子育て相談が展開されることもある。そして自然と“姫路の母ちゃん”と呼ばれるようになった。
幸枝さん「自分が経験したことだからこそ、知っている言葉は、お伝えする。一言一言の自分の打ちこむ言葉には、必ずパワーを注ぎながら打ちこんでます」
【the SOCIAL lifeより】