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2022年の平均気温 統計開始以降4番目の高温 気象庁

2023年1月4日 22:38
2022年の平均気温 統計開始以降4番目の高温 気象庁
去年7月 秋田県内

気象庁は2022年の日本の年間平均気温が、1898年の統計開始以降、4番目に高かったと発表しました。

気象庁によりますと、2022年の年平均気温が過去30年間の平均値(1991~2020年)を0.6℃上回り、1898年の統計開始以降、4番目に高い値になったということです。

日本の年平均気温は、

2020年が+0.65℃で1位
2019年が+0.62℃で2位
2021年が+0.61℃で3位

…と、ここ数年上位を占めています。

気象庁は先月末、1月から11月までの気温をもとに算出した速報値では、「これまでで過去最高となる見込み」と発表していましたが、先月下旬は強い寒気が南下した時期があったため低温となり、平均値を押し下げました。

一方、全国各地にある気象台など153地点の観測による地域別の平均気温では、特に北日本(北海道と東北地方)で平均値を0.8℃上回り、1946年の統計開始以降、2020年と2021年に並んで2番目に高くなりました。

また、北日本では7月上旬に、東日本と西日本では6月下旬に高温が顕著となり、1946年の統計開始以降、この時期として1位の記録的な高温となったということです。

気象庁はこの観測結果について、「決して普通のことではない」としていて、「気候変動を知ってもらうことで、地球温暖化の進行を再確認するきっかけにしてほしい」と話しています。

■写真:去年7月 秋田県内