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“油流出”で体調不良訴える人も 佐賀大雨

2019年8月31日 6:49
“油流出”で体調不良訴える人も 佐賀大雨

記録的な大雨で浸水した佐賀県大町町の病院周辺では、歩けるほどまで水位が下がった。しかし、鉄工所から油が流出した影響は続いている。

大町町では28日、鉄工所が冠水し、約5万リットルの油が流れ出した。近くの順天堂病院では一時200人以上が孤立した状態になったが、現在は周辺の水位が下がり、歩いて病院まで行けるようになっている。

佐賀県によると、病状が悪化した患者はいないが、流れ込んだ油のにおいで吐き気や体調不良を訴える人がいるという。

一方、油が流出した佐賀鉄工所・大町工場の常務がFBSの取材に応じた。

佐賀鉄工所・太郎丸健常務「多大なご迷惑をおかけして、大変申し訳なく思っています。水の量が考えていた以上に多くて、(浸水するのが)早かったので、通常の対応では耐えきれなかった。最近の天候などを踏まえれば、より強固な防災の対応をしておくべきだった」

佐賀県は、油の回収作業をする際には直接触れないよう、メガネやゴム手袋、マスクを使うよう呼びかけている。