小泉環境相、現地に専門家を派遣へ 油流出
小泉環境大臣は、インド洋のモーリシャス沖で海運大手「商船三井」が運行する貨物船から大量の燃料の油が流出した事故の現場に、近く専門家を派遣する考えを明らかにしました。
小泉環境大臣は、事故は、環境や生態系への重大な危機につながるとして、専門家や環境省の職員を近く現地に派遣する考えを明らかにしました。
モーリシャス政府からは、漂着した重油の回収や生態系への影響などについて助言をもとめられていて、小泉大臣は、政府として1997年に島根県沖で起きたロシア船籍のタンカー『ナホトカ号』の重油流出事故の知識や経験を現地と共有できればとの考えを示しました。
モーリシャス沖で起きた今回の事故では、およそ1000トンの重油が周辺海域に流出したとみられ、現地の貴重な生態系への被害が懸念されています。
一方、小泉大臣は、15日朝に靖国神社を参拝したことについて、「国のために尊い犠牲を払った方に、心からの敬意と哀悼の誠をささげるのは当然のこと」とし、「閣僚の靖国参拝がニュースになること自体がなくなるような時代にしなければいけない」と話しました。