モーリシャス沖 緊急援助隊“広範囲に油”
インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船から油が流出した事故で、現地入りしている日本の国際緊急援助隊のメンバーは14日、広い範囲にわたって油が漂着している事などを明らかにしました。
日本の緊急援助隊は、今月10日に現地入りし、支援活動を行っています。隊員によりますと、船が座礁している地点からおよそ10キロ離れた場所でも油の漂着が確認されるなど、沿岸部の広い範囲が被害を受けているということです。
特にマングローブ林に入り込んだ油をどう取り除くかが課題で、モーリシャス政府から専門家の派遣を要請された事も明らかにしました。
また、吸着マットや防護服も不足しているとみられ、今後モーリシャス政府と協議の上、物資面での協力も進めていくということです。