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9月・10月の台風発生数は「4個」で史上最少に

2023年11月9日 14:03
9月・10月の台風発生数は「4個」で史上最少に

台風シーズンである今年9月と10月に発生した台風はあわせて4個で、統計開始以来、最も少なかったことが気象庁の調べで分かりました。台風が少なかった要因についても分析を進めるとしています。

今年9月上旬に発生した台風13号では、千葉・茨城・福島を中心に大雨となり、川の氾濫や家屋の浸水など大きな被害が相次ぎました。9月下旬には台風14号が発生しましたが、9月の台風発生数はこの「2個」のみで、1951年の統計開始以来、最少タイ記録となりました。

一方、10月に発生した台風も「2個」にとどまり、平年の発生数の「3.4個」を下回りました。

気象庁によりますと、9月と10月あわせた台風発生数は「4個」で、これまで最も少なかった2018年の「5個」を下回り、統計開始以来、最も少なかったということです。

9月に発生数が少なかった要因について、気象庁は、9月中旬ごろは太平洋高気圧の南西方向への張り出しが強かったため、台風が発生しやすいフィリピンの東の海域に西風(モンスーン)が流れ込みにくくなり、台風の発生要因となる渦がつくられにくい環境が続いたことが一因とみています。

ただ、この状況は9月下旬には解消されたということで、10月に台風が少なかった要因については、気象庁は今後、詳しい分析を進めるとしています。

気象庁の担当者は、11月にも台風が発生する可能性があるため、日本に影響が出る場合には最新の気象情報を確認してほしいと話しています。

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