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拉致被害者の家族 安倍首相と面会

2019年9月16日 21:16
拉致被害者の家族 安倍首相と面会

北朝鮮による拉致被害者の家族が安倍首相と面会し、「被害者に一目会って声をかけたい」などと、一刻も早い解決に向けた切実な思いを訴えた。

16日午後、家族会の飯塚繁雄代表や横田めぐみさんの母・早紀江さんら家族は、安倍首相や菅官房長官と面会し、帰国を待ち続ける家族の高齢化が深刻になっていることに触れ、一刻も早い問題解決に向けた対応を改めて求めた。

横田めぐみさんの母・早紀江さん(83)「何もないままで私たちも天国に行きたくありません。本当に一目会って(被害者に)『本当によく我慢したね』と一声かけてあげたい。どこもみんな、そういう思いを持っています。それが家族です」

また、その後に開かれた集会では、家族らが切実な思いを語った。

横田めぐみさんの弟・拓也さん(51)「金正恩委員長は、日本人拉致問題を知らないとか、聞いていないということは通じない。ここから彼は逃げられない。米朝・日朝の会談をともなってこの人権問題を解決しなくてはいけないということは、大きな荷物を彼自身が背負っただろうというふうに思っています」

また、安倍首相は、解決に向けて日本政府が主体的に取り組まなくてはならず、条件をつけずに日朝首脳会談の実現を目指す考えを改めて強調した。