「大嘗祭」使用の米収穫「斎田抜穂の儀」
天皇陛下の即位に伴い、今年11月に行われる大嘗祭(だいじょうさい)で使用する米の収穫地「斎田」2か所で、27日、稲を刈り取る儀式「斎田抜穂の儀」が行われた。
天皇が一代に一度行う大嘗祭では、東日本と西日本の2つの地方に置かれた「斎田」と呼ばれる田んぼから収穫した米を神前に供え、天皇陛下も口にされる。
27日午前10時から、「斎田」に選ばれた栃木県高根沢町と京都府南丹市の田んぼで、それぞれ稲を刈り取る儀式「斎田抜穂の儀」が行われた。
宮内庁の祭祀(さいし)を担う職員が祝詞をあげたあと、米の生産者である「大田主」らが、4束の稲の刈り取りを行った。
今後、2か所からそれぞれ精米180キログラム、玄米7.5キログラムが宮内庁に納められる。