×

【新型コロナ】死亡者数“最高値超え”懸念 厚労省専門家会議

2022年8月18日 22:16
【新型コロナ】死亡者数“最高値超え”懸念 厚労省専門家会議

新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者は減少傾向に転じたものの、死亡者は増えていて、今後、第6波のピークを超えることも懸念されると指摘しました。

国立感染症研究所・脇田隆字所長「首都圏等の大都市を中心に減少傾向が今みられている。北海道、東北、北陸、中国、四国、九州といったところの地域においては、まだ増加が続いている」

専門家会議は、全国の感染者数の今週先週比は0.87と減少に転じたものの、特に地方では増加がみられ、お祭りや大規模なイベントが行われた地域でも急増がみられたと報告しました。

また、重症者と死亡者はいずれも増加傾向で、特に死亡者数は第6波のピーク近くに上昇し、今後、さらに最高値を超えることも懸念されると指摘しました。

一方、会議では感染者の全数把握の見直しについても議論され、保健所などの負担を減らすべきとしながらも、流行状況の観察と重症化リスクのある患者の把握の役割もあり、続けるべきとの意見もあったということです。

また、現在、厚労省と国立感染症研究所などで、定点で観測するなど新たな方法も検討しているとのことです。