豊洲市場、開場から1年 築地から移転
新たな日本の台所として東京・築地から移転した豊洲市場の開場から、11日で1年になった。
記者「午前5時半です。豊洲市場開場から1年、カネの音とともにマグロの競りが始まりました」
11日朝の競りには、大型の生マグロと冷凍マグロがずらりと並び、仲買人が威勢の良いかけ声と共に指で値段を示して、次々とマグロを競り落としていた。
豊洲市場をめぐっては、小池都知事が安全性への懸念を理由に延期したことなどから、開場がおよそ2年遅れたが、移転後はおおむね順調に運営されているという。
ただ、消費者の魚離れなど、築地時代から続く取扱量の減少には歯止めがかかっておらず、課題も残されている。