厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人あたりにどれだけの求人があるかを示す有効求人倍率は、9月は1.24倍で8月より0.01ポイント上昇しました。

産業別では去年の同じ月と比べると情報通信業では増加していますが、生活関連サービス業、娯楽業などでは減少がみられます。

厚労省は「去年の同時期では新型コロナが5類感染症に移行し娯楽などの求人が増えたため、ことしはその反動がみられる。物価高や円安の影響も続いているので引き続き状況を注視する」としています。

また総務省によりますと、9月の全国の完全失業率は2.4％で、前の月よりも0.1ポイント改善しました。完全失業者数は、2か月連続で減少して173万人で、前の年の同じ月に比べて9万人減りました。