生活保護世帯の健康管理におすすめのゲーム
知っておきたいデータや情報をひもとく「input」。今回のテーマは「生活保護世帯 半数が高齢者」。厚生労働省の調査によると、2017年度、生活保護を受給している世帯のうち、約半数の53%が高齢者世帯だった。外科医で作家の中山祐次郎氏に話を聞いた。
――中山さん、このデータについてはいかがでしょうか。
生活保護受給者というのは所得が低くて、生活をするのが困難な人が受給するわけですが、そういった人の中で高齢者が半数を占める状況になっています。
これには2つの問題点があって、ひとつは高齢者自体が増えていることで、自然と高齢者で生活保護を受給する人が増えている。
もうひとつは、高齢者の貧困が増えているという問題があります。相対的貧困という言葉がありますが、高齢者で特に独居の方の貧困が増えていて、年金だけでは生活ができないということで、生活保護受給となってしまうというケースが多々あります。
――こうした現状に対して何かできることはありますか。
すぐにするというのは難しいんですが、まずは生活保護になりやすいような、貧困に陥りやすいような世帯の方たちへの制度面でのサポートが大事だと思います。
――また、健康を維持するということも大事だと思うんですが、おすすめの方法というのはあるのでしょうか。
やっぱり予防というのが一番重要なことです。病気になってからは大変なので、まずは健康を維持すること。そのために今、私が注目しているのは“ドラクエウォーク”とか“ポケモンGO”といったゲームと一緒に健康を維持するというような方法です。
――ゲームに熱中してると、ついつい歩いているというゲームですよね。それを楽しみながら、歩いて運動すると。
歩くことというのは、健康にすごくいいんです。ただ歩くだけでも十分健康になれると思いますので、ゲームを使って楽しく歩くというのはいいことだと思います。
【the SOCIAL inputより】