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“大麻グミ”都内で搬送相次ぐ 手のしびれや動悸 大阪府内でも…

2023年11月16日 20:22
“大麻グミ”都内で搬送相次ぐ 手のしびれや動悸 大阪府内でも…

都内でいわゆる“大麻グミ”を食べた人が体調不良を訴えるケースが相次いでいます。製造・販売会社のホームページによると、味は3種類。このグミを食べた人が、次々と病院に搬送されています。

今月3日には、都内の押上駅で20代の男女4人が「“大麻グミを食べた。”具合が悪い」として、病院へ搬送されました。

翌日の4日には、東京都小金井市で開催されていた祭りの最中、「よかったら食べない?」とグミを配る男性が現れ、もらったグミを食べた男女5人が病院へ搬送されました。

さらに15日夜も、東京都板橋区のマンションで20代の男女2人が「グミを食べて体調不良になった。苦しい」と、手のしびれや動悸(どうき)を感じ、病院へ搬送されたということです。

まだまだ、これだけではありません。

捜査関係者によると先月以降、都内では、このグミを食べて病院へ搬送される事案が複数確認されているといいます。

さらに捜査関係者によると、大阪でも今年9月、同じグミを食べた20代の男性4人が病院に搬送されたといいます。府内では今年に入って、このグミを食べた十数人が体調不良を訴えているというのです。

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このグミは大丈夫なのでしょうか?

製造・販売しているのは、大阪市内の会社です。ホームページによると「もちろん合法です。厚生労働省の許可を得て、通関している原料のみを扱っているため、安心してお使いいただけます」として、合法だとしていますが、大阪市は今月10日、都からの依頼で立ち入り調査を実施。その結果、違法薬物にあたるものは使用しておらず、衛生面などの問題もなかったということです。

警視庁は、グミの成分の鑑定を進めています。