噴火警戒レベル3に 口永良部島で入山規制
鹿児島県の口永良部島で火山活動が高まり、気象庁は、28日未明、噴火警戒レベルを「3」に引き上げた。
口永良部島では、今月18日に続き、27日夜も、大きな地震が発生したため、気象庁は28日未明、噴火警戒レベルを、入山規制を示す「3」に引き上げた。
島では、今年1月、爆発的な噴火によって高温の火山灰やガスが混ざった「火砕流」が、1.9キロにわたって流れ下り、集落の近くにまで迫った。
気象庁は、今年1月と同じ規模の噴火が起きる恐れがあるとして、新岳火口から2キロの範囲では、噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
4年前には、大規模な噴火によって島の住民は、全員が一時、近くの屋久島などに避難したが、今のところ、当時ほど火山活動が活発になる兆候はないとしている。