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首里城4800平方m焼け、午後1時半鎮火

2019年10月31日 15:21
首里城4800平方m焼け、午後1時半鎮火

31日未明、沖縄県の世界文化遺産・首里城で正殿などを全焼する火事があった。警察などは正殿内部から出火したとみて詳しい火事の原因を調べている。

警察などによると、31日午前2時40分頃、首里城を警備している会社から、「煙が見える」と消防に通報があった。火は、首里城の正殿、北殿、南殿、書院など7か所、あわせておよそ4800平方メートルを焼き、午後1時半に消し止められた。

この火事で40代の消防隊員1人が脱水症状を訴え病院に搬送されたが、その他にケガ人はいないという。

警察と消防によると、全焼した正殿の外の中庭では27日から開催されている「首里城祭」の機材設営が31日午前1時半頃まで行われていて、その後、警備員が正殿に鍵をかけたという。

そのおよそ1時間後に警備員が正殿の中から煙が出ているのを確認していることから、警察などは正殿内部から出火したとみて詳しい火事の原因を調べている。