首里城火災 絵画や漆器など400点焼失か
沖縄の世界文化遺産・首里城で正殿などが全焼した火事で、警察と消防は2日も現場で実況見分を行った。
火災で正殿、北殿、南殿、書院など7棟、およそ4800平方メートルが延焼した首里城では、警察と消防が1日に引き続き、2日もあわせて130人態勢で実況見分を行った。
2日は、出火の前夜、正殿前の中庭でイベントの準備作業をしていた業者らも現場に立ち会い、当日の作業の状況などを説明したという。
また、首里城を管理する「沖縄美ら島財団」によると、財団が所蔵する琉球王国時代の絵画や漆器など1510点の資料のうち、少なくとも正殿などに展示していた400点あまりが焼失したとみられている。
財団は消防などと協力して、被害状況の確認を急いでいる。