３１日午前３時前、沖縄県の首里城の正殿が燃える火事があり、午前４時現在も延焼中。けが人はいないという。

那覇警察署などによると、３１日午前３時前、「首里城公園付近で黒煙が上がっている」と消防から通報があったという。消防車１４台が出動し、消火活動にあたっているが、首里城の正殿は午前４時現在も延焼中。

なお、けが人の情報は入っていないという。当時、首里城には警備員などはいなかったという。

首里城は、かつての琉球王国の王の住まい、兼行政機関の本部だったが、正殿は１９４５年の沖縄戦でアメリカ軍の攻撃によって焼失し、現在の正殿は１９９２年に復元された木造の建物。首里城跡は２０００年に世界遺産に登録された。