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首里城火災 実況見分、数日かかる見通し

2019年11月2日 1:25
首里城火災 実況見分、数日かかる見通し

沖縄県の世界文化遺産・首里城で正殿などが全焼した火事で、警察と消防は、出火原因の特定に向けて実況見分を行った。

火災で正殿、北殿、南殿、書院など7か所、およそ4800平方メートルが延焼した首里城では、1日午前中から、警察と消防による合同の実況見分が始まった。

警察や消防は、出火元とみられる正殿付近を中心に見て回ったが、がれきを取り除く作業などに追われて難航し、実況見分を終えるためには、数日かかりそうな見通しだという。

一方、首里城を管理する「美ら島財団」が会見を開き、火災について陳謝した。

美ら島財団・花城良廣理事長「沖縄県民、国民の皆様、関係各位ならびに観光客の皆様へ、ご心配とご迷惑をかけておりますことに対し、深くおわび申し上げます」

財団の花城理事長は、出火のおよそ5時間前までに、正殿に、首里城で開催中のイベントの関係業者や、財団職員が、短時間立ち入ったことを明らかにした。

一方、正殿内に火の気がなく、夜間は照明などの電源も落とされていることから、出火原因については「分からない」と繰り返した。

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