あおり運転で免許取り消し 制度改正を検討
ほかの車の走行を妨害する悪質な「あおり運転」について、免許の取り消しができるよう、警察庁が制度の改正を検討していることがわかった。
社会問題となっている「あおり運転」をめぐっては、取り締まりの強化が進められているが、現在の法律には「あおり運転」の行為そのものは定義されておらず、高速道路上では、違反点数が2点にとどまる車間距離保持義務違反などで取り締まりが行われている。
このため、警察庁は「あおり運転」の厳罰化について検討を進めてきたが、新たにあおり運転の定義を設け、悪質なドライバーについては免許の取り消しが可能になるよう、制度の改正を検討していることがわかった。
来年の通常国会で関連法案の提出を目指していて、調整が進められている。