訪日外国人383万1900人 前年の約15倍以上に回復
観光庁は、去年1年間に日本を訪れた外国人が383万1900人と前年のおよそ15倍以上に回復したと発表しました。
観光庁によりますと、去年1年間の訪日外国人旅行者数は推計値で383万1900人で、前年のおよそ15.6倍に増加しました。
新型コロナによる水際対策が段階的に緩和され、去年10月からは個人旅行の受け入れ再開やビザ免除などで3年ぶりに増加に転じました。ただ、コロナ前の2019年と比較すると、1割強にとどまっています。
去年の訪日客を国や地域別でみると、韓国が最多でおよそ101万人、ついで台湾のおよそ33万人、アメリカのおよそ32万人となっています。コロナ前は、訪日客のおよそ3割をしめていた中国は19万人程度にとどまりました。
観光庁の和田長官は、「中国はコロナ前の訪日者数の約3割をしめる重要な市場。中国の感染状況の改善などがみられ、双方向の観光交流が円滑に行われるようになることを期待している」としています。