能登半島地震の震源から離れた場所で地表隆起“2mの崖”が出現も 「活断層」とは断定できず──地震調査委員会
出典:国土地理院
政府の地震調査委員会は9日、定例の会合で能登半島地震について研究機関のデータをもとに議論を行いました。
最大震度7を観測した能登半島地震では半島の西側で大きな地殻変動が発生していますが、国土地理院の調査では石川県珠洲市の内陸部に位置する若山町でおよそ4キロにわたって地表が隆起し最大2.2メートルほどの「崖」が出現したことが確認されています。
この隆起は、珠洲市内を流れる若山川に沿って見つかっていて幅100メートルから200メートルにわたるということです。
この珠洲市若山町の断層のずれについて地震調査委員会は、地下のどの程度深いところまで続いているのかが不明で、地震発生時に断層のずれが地表まで到達して地面にずれが生じる「地表地震断層」と示す積極的なデータはないとして現時点では活断層とは断定できないと評価しました。
一方、気象庁によりますと、能登地方とその周辺では先月1日の能登半島地震以降、9日午後4時までに震度1以上の地震が1612回発生しています。
地震の発生回数は増減を繰り返しながら緩やかに減少しているものの、能登地方では今月2日以降の1週間で震度1以上が38回観測されるなど、地震活動は依然として活発な状態だということです。
このため、最大震度5強や6弱以上の地震が平常時と比べて発生しやすい状況であるため今後1~2週間程度は最大震度5弱程度以上の地震に注意してほしいと呼びかけています。
最大震度7を観測した能登半島地震では半島の西側で大きな地殻変動が発生していますが、国土地理院の調査では石川県珠洲市の内陸部に位置する若山町でおよそ4キロにわたって地表が隆起し最大2.2メートルほどの「崖」が出現したことが確認されています。
この隆起は、珠洲市内を流れる若山川に沿って見つかっていて幅100メートルから200メートルにわたるということです。
この珠洲市若山町の断層のずれについて地震調査委員会は、地下のどの程度深いところまで続いているのかが不明で、地震発生時に断層のずれが地表まで到達して地面にずれが生じる「地表地震断層」と示す積極的なデータはないとして現時点では活断層とは断定できないと評価しました。
一方、気象庁によりますと、能登地方とその周辺では先月1日の能登半島地震以降、9日午後4時までに震度1以上の地震が1612回発生しています。
地震の発生回数は増減を繰り返しながら緩やかに減少しているものの、能登地方では今月2日以降の1週間で震度1以上が38回観測されるなど、地震活動は依然として活発な状態だということです。
このため、最大震度5強や6弱以上の地震が平常時と比べて発生しやすい状況であるため今後1~2週間程度は最大震度5弱程度以上の地震に注意してほしいと呼びかけています。