再稼働への安全審査“合格”女川原発2号機
原子力規制委員会は、宮城県にある女川原発2号機について、再稼働に向けた安全審査に事実上、合格を示す審査書案を了承した。東日本大震災で被害を受けた原発の合格は東海第二原発に次ぎ、2例目となる。
東北電力の女川原発2号機について、原子力規制委員会は、27日、事実上の合格を意味する「審査書案」を全会一致で了承した。女川原発は東日本大震災で被災し、敷地付近が約1メートル地盤沈下したことや、高さ約13メートルの津波に襲われるなどしたことから課題が多く、審査が長期化していた。
今後1か月間、国民から意見を募ったあと、正式合格となる見通しだが、再稼働するには、耐震補強などの対策工事が必要なほか、地元自治体の同意が必要となる。