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日韓、IAEAで“原発汚染水”批判の応酬

2019年9月17日 10:31

福島第一原発の汚染水の扱いをめぐり、日本と韓国が16日、IAEA(=国際原子力機関)の総会で批判の応酬を繰り広げた。

16日から始まった総会では、先に日本側が演説し、「科学的根拠に基づかない批判を受けることもある」として、汚染水処理について問題を提起しようとする韓国側をけん制した。さらに韓国が継続する日本産食品の輸入規制について、「根拠のない規制は、復興の努力に水を差す」と批判した。

これを受けた形で演説した韓国側は、「汚染水が海に流れれば日本だけの問題ではなくなる」と主張し、事故直後のようなIAEAの積極的な関与と詳細な現地調査を求めた。

その後も「十分に情報を公開している」とする日本側に対し、韓国側が「透明性が不十分」と応じるなど、日韓関係が悪化する中で批判の応酬となった。