日野自動車が排出ガスと燃費の試験で不正を行った問題で、国土交通省は7日朝から本社と工場に立ち入り調査を行っています。

国土交通省は、7日午前9時半から、道路運送車両法にもとづき日野自動車の本社と工場に無通告で調査に入りました。

日野自動車は4日、生産するトラックやバスのエンジンの排出ガスと燃費のデータについて、認証試験の際に国で定められた基準を満たすため、排ガス浄化装置の耐久試験の途中で別の部品に取り替えるなどの不正行為があったと発表しました。

国土交通省は、国の認証を得るために試験のデータを改ざんしたことを「悪質な事案だ」としていて、今回の調査で不正があったデータの確認や社員へのヒアリングなどを行い実態解明を急ぐ方針です。

調査は7日夕方まで行われ8日も継続する予定だということです。