がん“予防的切除”手術 医療保険適用へ
遺伝性の乳がんや卵巣がんになった人が、新たにがんが発症しないようにがんになっていない乳房などを予防的に切除する手術に、来年度から医療保険が適用されることになる。
遺伝子の変異で乳がんや卵巣がんになった人が、がんになっていない乳房や卵巣を予防的に切除する手術は、現在、公的な医療保険の対象になっておらず、数十万円の自己負担が必要。
厚労省は、切除することで死亡するリスクが下がることを確認したとして、予防を目的とした切除を保険の対象とすることを大臣の諮問機関に提案し、了承された。来年度から適用される予定。