ボウガン所持規制へ 相次ぐ死傷事件ふまえ
ボウガンを使った事件が相次ぐ中、警察庁は現在の銃刀法を改正し、ボウガンの所持を法律で規制する方針を固めました。
ボウガンをめぐっては、今年6月、兵庫県宝塚市で4人が撃たれ死傷するなど、犯罪で使用されるケースが相次いでいます。
こうした状況や、有識者による検討会の結果をふまえ、警察庁はボウガンの所持を許可制にするため、現在の銃刀法を改正する方針を固めました。
警察庁によりますと、スポーツとしての射撃や動物への麻酔など、所持を認める用途を限定した上で、過去の犯罪歴などについても許可を出す基準として検討しているということです。
また、すでにボウガンを持っている人については、廃棄するか、所持の許可を申請する必要が出てくることから、手続きのための一定の経過措置期間を設ける方針です。