台風は暴風域を伴って非常に強い勢力で、千葉県に近づきつつあります。房総半島南部にある南房総市から中継です。

南房総市では現在、大雨警報・暴風警報・波浪警報が発表されています。雨は次第に強くなってきていて昼ごろには、視界が悪くなるほどの横なぐりの雨が降り、手元のマイクが飛ばされそうになる場面もありました。現在も雨脚、風ともに強い状況です。

海を見てみますと、白波が立ち岩場の高さを越えるような波が打ち付けられ非常に荒れた状況となっています。

また、ホテルの前の芝生のあたりではバス停の標識とみられるものが倒れています。強風により倒れたものとみられます。

南房総市によりますと、市内では強風により看板や木が倒れる被害が出ているということです。また、倒木により県道89号線の片側一車線の道路の半分がふさがれましたが、現在は解消されているということです。

南房総のエリアは、台風が予想通りの進路を取れば、このあと暴風域に入る恐れもあります。

また、住宅を見てみますと、シャッターの前に土のうが置かれています。強風でシャッターが浮き、家の中に雨が入るのを防ぐための対策ということです。

南房総市では「高齢者等避難」の避難情報が発令されていて、16日午前6時から市内の7か所で避難所が開設されています。午後2時の時点で合わせて89人が避難し、今後も避難してくる人は増える見込みだということです。